お互い様と中国の電子マネーと松江

上海ブロガーのはやPさんブログに「お互い様って考えるとチョー楽ちん」て書いてあって、全くその通りだと思う。

常々思っていたことでも有りますが、人類平和のカギはこの「お互い様」にある。でもこのお互い様が「復讐(目には目を)」になっちゃうとダメで「慈悲(自分も同じ境遇だったらそうかもしれないな)」という心持ちにならないといけない。で、話は変わって最近日本のニュースでも取り上げられている「中国の電子マネー」事情ですが、日本の皆さんが誤解しているかもしれないので、ちょこっと説明。今の中国はキャッシュレス化が進んでいますが、決して「ブロックチェーン」のような複雑な技術を使って実現しているわけではなく、銀行とアプリ会社が提携してキャッシュカード(クレジットカードではない)を携帯電話のQRコードで使えるようにしているだけです。日本で言うと、ゆうちょ銀行とか三菱東京UFJ銀行とか大手の銀行が、あるアプリ会社と提携して全国展開しているようなもの。中国では銀行もアプリ会社もほぼ国営みたいなものなので、こういう提携がすぐに出来ちゃうってだけで、技術的に進んでいるわけではありません。ただユーザー体験としてはとても近未来的であります。社会主義の国というのは、こういう面でとても有利。情報化社会になるとこういう事例はたくさん出てくるはず。日本は良い意味でも悪い意味でも「カタイ」ので、進歩が早い社会ではなかなか新しい事出来ないですね。今日の午後は上海郊外の「松江」に市場調査して来た。地下鉄が通っているので勘違いしやすいが、とても遠い・・・。地図で見ると、スタジオ坊発楽から上海ディズニー、もしくは浦東空港に行くぐらい遠い。この間視察した「源LIVE HOUSE」の方がはるかに近い。風景も典型的な中国郊外で、将来的には商業都市というよりはベッドタウンになるんだと思う。

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